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カヤッカーの男性、救助される 「溺れないように自分の足を折った」

 【メルボルン15日AAP】VIC州北東部のマウント・ビューティーの近くにあるウエスト・ケイワ川で急流下りをしていた男性(38)のカヤックが14日、倒木に衝突し、転覆した。その後、カヤックは岩場で身動きがとれない状態になり、男性は溺れないように自分の足を折り、倒木から抜け出して助かった。

 男性は救急隊員と仲間のカヤッカーによって救助され、処置が行われた。航空救急医療士のアンソニー・デ・ウィット氏は「男性が自分の足を折っていなければ、溺れていただろう。川の流れは速く、倒木の下で身動きがとれなくなっていた男性は自分の足を折って溺れるのを防いだ」と語った。

 VIC州救急サービスのスポークスマンによると、男性は下肢骨を2カ所骨折していたという。

 州緊急サービス(SES)のボランティアや警察の捜索隊は食糧やキャンプ用装備を持って男性の救助に向かい、14日夜はブッシュで過ごした。デ・ウィット氏は「男性の友人、SES、警察、VIC州パークス、ヘリの乗務員の努力によって、男性をブッシュから運び出し、病院へ搬送することに成功した」と語った。男性は15日、ラ・トローブの病院で治療を受けた。

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