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バルセロナテロ 豪人男児の死亡確認

【シドニー21日AAP】   スペイン・バルセロナで発生したバンによる無差別死傷事件後、行方不明になっていたオーストラリア人、ジュリアン・カドマン君(7)の死亡が確認された。

ジュリアン君は17日、バンによる無差別テロに巻き込まれ、行方がわからなくなっていた。同行していた母親のジュマリーさんも重傷を負い、父親のアンドリューさんは事件後にバルセロナに向かった。

アンドリューさんの雇用主で友人のスコット・ボウマンさんは21日、ジュリアン君の訃報を受けて「皆、感覚を失った」と2GBラジオで語った。ボウマンさんは一家のために募金ウェブサイト“GoFundMe”を立ち上げ、21日午後にはおよそ3万ドルが集められた。

家族は21日、「ジュリアンは元気でユーモアがあり、いつも皆を笑わせてくれた」とオーストラリア政府を通して声明を発表した。叔母のマリカー・エステラさんは「皆、奇跡を祈っていた」と話した。家族は、海外で発生したテロ犠牲者のための補償金受給対象となる。

ジュリアン君が通っていたシドニー西部のセント・バーナデット・カソリック小学校で21日、カウンセリングサービスが提供された。また、所属していた地元のラグビーチーム「ギラウィーン・イーグルス」も哀悼の意を表した。

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