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世界初、皮膚がんのワクチン 10年以内に利用可能か

 【ブリスベン16日AA】今後皮膚がんのワクチンが開発される可能性があるとの発表を受け、オーストラリアがん委員会(CCA)はこの画期的な進歩を歓迎した。

 「オーストラリアン・オブ・ザ・イヤー」に選出されたことのあるイアン・フレーザー氏は、皮膚がんのワクチンを世界で初めて開発しようとしている。

 子宮頸がんのワクチンを開発したフレーザー氏は、ブリスベンで16日に開催されたオーストラリア保健・医療研究会議で、今後10年以内に皮膚がんのワクチンを利用できる可能性を示唆した。臨床試験は来年から開始される。

 CCAのイアン・オルバー教授は「これは非常に喜ばしい発表。オーストラリアが皮膚がんの研究分野において最先端にいることはすばらしいこと。臨床試験が成功すれば、ワクチンは皮膚がんの新しい予防方法になる。しかし、これはサングラスの使用や日陰を利用するなどの予防策に取って代わるものではない」と語った。

 現在38万人以上の豪人が皮膚がんと診断されており、年間1600人が死亡している。オルバー氏は、ワクチンは皮膚がんの中で最も致命的といわれるメラノーマなどを含む全ての皮膚がんの解決策ではないとした。

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