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企業投資、今後2年で急激に落ち込む

 【キャンベラ2日AAP】経済不況の影響を受けて多くの主要インフラ計画がすでに延期になっていることから、今後2年にわたり企業投資が急激に落ち込むことが予想される。第4四半期の投資計画の相価格は6兆72億ドルで、第3四半期から5.8%減少した。

 シェルとアングロ・アメリカンによるラトロープ・バリーで石炭を液化する50億ドルのプロジェクトが延期され、BHPビリトンは63億ドルのオリンピック・ダムの拡張計画を2010年まで延期することを決定した。

 アクセス・エコノミックス社は、政府は企業投資を引き続き実施し、投資額を増やす可能性もあるとしたが、今後2年にわたる企業投資の落ち込みを埋め合わせることはできないとした。企業投資が落ち込むことで建設費用に余裕が生まれるが、豪ドル安で輸入機器費用の高騰が予想される。

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