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老人介護部門、政府からのさらなる資金が必要

 【キャンベラ13日AAP】保守連合はオーストラリアの老人介護部門の業務を維持し続けるために連邦政府からのさらなる資金援助が必要と述べた。

 高齢化省の野党スポークスマン、マーガレット・メイ氏は利益を生み出せない老人介護産業に投資するインセンティブはほとんどないとした。「老人介護施設側は投資をしても利益が得られないことを理由に、さらなる老人介護施設の建設を実施しないことを決定している。老人介護部門への資金援助が行われなければ、危機的状況に陥るとの声を全国各地で聞いている」とメイ氏。

 今回のメイ氏のコメントはアングリケア・オーストラリア、ユナイティング・ケア・オーストラリアなど8カ所の老人介護施設同盟が委託し、アクセス・エコノミックが介護施設の1日の宿泊費用に関する報告書を公表したことを受け発表された。

 報告書によると、25年かけて建設される予定の介護施設の宿泊費用は1日あたりベッド一床につき40.32ドルで、これには土地代や提供されるケアサービス料金は含まれていないという。しかし、福祉法では1日の宿泊費用の上限は26.88ドルと定められており、これは政府によって支払われることができる、あるいは居住資格者に介護施設の建設費用を徴収することができる金額になっている。

 福祉法で定められた宿泊費用の上限額と現実の費用の差は13.44ドルで、これがすでに危機的状況にある老人介護産業の事業拡大の弊害となているため、老人介護施設同盟はジャスティン・エリオット高齢化相に法の改正を求めた。

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