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スワン財務相「銀行幹部の給与を削減すべき」

 【シドニー19日AAP】ウェイン・スワン財務大臣は、市民からの信頼を取り戻すためにも、全ての銀行が幹部の給与を削減すべきだと主張している。マルコム・ターンブル野党党首もこの意見に賛同しており、低賃金の社員の給与を削減する前に、銀行幹部の給与を削減すべきだと述べている。

 コモンウェルス銀行は17日、ラルフ・ノリス最高責任者の給与を10%削減し、役員10名の給与を5%削減すると発表している。スワン財務大臣は「政府では、銀行役員の給与を削減するようにと繰り返し呼びかけてきた。1つの銀行がこれに応じたのは良いこと」、「他の銀行にも、同様にするよう呼びかける」とコメントしている。

 ターンブル野党党首も「真のリーダーは自らが見本となる。上司が社員の給与や勤務時間を削減しようとするならば、コモンウェルス銀行のように、まずは自分の給与を大幅に削減すべき」と述べている。

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