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精神障害を患う男 両親と警官に重傷を負わせる

 【シドニー20日AAP】NSW州警察は、精神障害の病歴があるシドニー在住の男(30)が激怒し、母親の顎の骨を折り、父親を殴打して意識不明の状態にした上、警官2人に暴行を加えたと発表した。男は暴力を振るっている最中に腕を骨折した。シドニー北部のセント・アイブズで両親と暮らしている男は家をすでに破壊していた。

 20日午前8時ごろに現場に到着した警官は意識不明の男性(61)と顔面に重傷を負った女性(58)を発見。クーリンガイ警察のコリン・ロット警官は「女性の顎と顔の骨はひどくつぶされていたため、顔の形成手術のためにロイヤル・ノース・ショア病院へ搬送する必要性があるかどうか判断を待っていた」とした。

 ロット警官は、男は精神障害を抱えていたとされるが、約10年間は問題がなかったと思われると述べた。「今日の彼は自分をコントロールできなくなり、彼の証言によれば気が変になった。怒りを爆発させた状態だった。その結果、彼は家を破壊し、両親に重傷を負わせた」とロット警官。

 男は逮捕されそうになったときに警官2人にも暴行を加えた。「男は警官1人に頭突きし、顎を割った。また別の警官は男に殴打され、目の下に裂傷を負った」とロット警官。警官は体格の良い男に催涙スプレーをかけて対応した後、男を病院へ搬送したが、入院の必要はなかった。警官は治療を受けた後、病院を去ったが、男の両親は入院することになった。

 男はホーンズビー警察署に連行され、4つの暴行罪で起訴された。男が家に戻ることを防止するため、暴力停止命令(AVO)が発令されることが予想される。

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