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豚インフルエンザ、豪へ接近か 医師「パニックを起こす必要ない」

 【キャンベラ26日AAP】豪人医師は、メキシコで発生した豚インフルエンザの影響がオーストラリアにまで及ぶ可能性があるとのニュースに対し、油断はならないが警戒するほどではないと国民に訴えた。

 世界保健機構(WHO)はメキシコで死者81人、米国で感染者10人を出した豚インフルエンザは「大流行する可能性」があるとしている。

 ニュージーランド政府は26日、メキシコから帰国したニュージーランドの学生10人を検査したところ、A型インフルエンザに対して陽性反応が出たため、彼らが豚インフルエンザ・ウイルスに感染している可能性があると考えられると発表した。オークランドのランギトトカレッジの学生22人と教師3人はメキシコでの3週間の語学研修を終えて25日に帰国してから、インフルエンザに似た症状が認められたため隔離されていた。

 ニュージーランド保健相のトニー・ライヤル氏は声明文で「保健省はこれらの学生が豚インフルエンザに感染している確証はないと報告しているが、その可能性が高いとしている」と語った。

 オーストラリア・グリーン党は、25日に状況を把握した時点で豪政府が何の対策も講じていないことに対し対応が遅いとラッド政権を批判した。

 オーストラリア政府関係者は、WHOが流行病に関する警戒レベルを変更していないことを考慮したいとした。「我々は現時点であまり懸念すべきではないと考えている。オーストラリア国内で豚インフルエンザの発症例はない。我々は高度な監視システムを有しており、十分な抗ウイルス薬がある」と政府関係者。

 ビショップ教授は、医師は過去2週間に特にメキシコや米国に渡航した患者にインフルエンザに似た症状が認められる場合、地方の保健機関に連絡するように命じられている。ビショップ教授は、メキシコで1100人の感染者を出した豚インフルエンザ・ウイルスは、ヒト、鳥、豚の混合型と考えられるという。豚インフルエンザに対するオーストラリアの対応に関する最新情報はwww.health.gov.auに掲載される。

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