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新型インフルのワクチン配布は来冬まで先延ばしの可能性

【シドニー28日AAP】   国内で新型インフルエンザ感染による死者が出ているなか、来年の冬まではワクチンが配布されない可能性がある。

メルボルンの連邦血清研究所(CSL)では、すでにH1N1型インフルエンザの予防に効果的なワクチンのサンプルが作られているが、適切な投与量を判断するために、まずは臨床試験を行う必要がある。

CSLのレイチェル・デイビッド博士によれば、SA州の健康な成人240人への臨床試験の結果次第で、政府の発注する1000万人分のワクチンがいつ配布するのかが決定されるという。デイビッド博士は「ワクチンが実際に使用できるようになるのは、早くても8月中旬~下旬。けれども、新型インフルエンザの症状が軽い現状が続けば、政府はワクチンの配布を来年まで先延ばしにする可能性がある。ワクチン配布の統制を担っているのは、CSLではなく保健省医薬品行政局」と述べた。

NSW大学で感染症を専門とするライナ・マッキンタイヤ教授は「人々は新型インフルエンザに対する免疫を持たないため、今後も死者が出てくる可能性が高い。70年代にも豚インフルエンザの流行があったが、この時には深刻な神経学的副作用のあるワクチンに飛びつくという結果になった」と指摘した。

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