国際

豪・マレーシア、人の密輸問題への協力に同意

【キャンベラ6日AAP】   ケビン・ラッド豪首相は6日、クアラルンプールに到着し、マレーシアのナジブ・ラザブ新首相と初会談を行った。ラッド首相とラザブ首相は会談で、両国は人の密輸問題に取り組むために協力関係をより強固なものにすることに同意した。これには安全保障当局の職員間のより一層の協力やパスポートや国境検査所での職務が含まれる。

ラッド首相は6日間の海外訪問の最初の訪問地としてマレーシアを訪れた。今回、両国は過去の緊迫した関係から長い道のりを経て、協調的な取り組みに合意するに至った。

会談の中で、ラッド首相とラザブ首相は情報の共有、人の密輸問題を協議するための国防相レベルの会談の実施などに同意した。ラザブ首相は会談後、マレーシアはオーストラリアへの不法入国者の流入を防ぐために最善を尽くすことをラッド首相に約束したと語った。

一方、ラッド首相は人の密輸を行う人身売買の問題に対して熱心に取り組んできたマレーシア政府に感謝の意を示した。「マレーシア当局の積極的な介入により、多くの不法入国者を未然に防ぐことができたという事実を認識している」とラッド首相。今後、ラッド首相はベルリンを訪問し、アンジェラ・メルケル首相と会談を行い、オーストラリア事業協議会に出席する予定。

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