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同性愛者カップル、同性結婚の合法化を要求

【メルボルン19日AAP】   ゲイやレズビアンのカップルにとって、オーストラリアは以前よりも住みやすい国なったものの、同性結婚が法律で認められていないことから、二流市民として扱われていると訴える同性愛者は多い。

同性愛者の権利グループ「Equal Love」は、8月1日に実施される同性結婚キャンペーンの記念日を目前に控え、メルボルンで19日夜、資金調達のためのパーティーを開催した。8月1日には集会が開かれ、多くの同性愛者カップルが集まり、過去最大の違法集団結婚式が執り行われる予定。

「Equal Love」のスポークスマン、マーティン・バルドック氏は、オーストラリアでは数多くの同性愛者カップルが公の場でお互いの愛を誓おうと試みてきたが、法律上認められることはなかったとした。バルドック氏は「政治家は自分たちのことばかり見るのではなく、人々が望むことに注目すべき。ギャラクシーの世論調査では、豪人の60%が同性結婚に賛成と回答していた。私たちは他の人と同等の権利が欲しいだけ。恋をする理由はみんなと同じ。ただ相手が同性だっただけ」と語った。また、バルドック氏は「まるで私たちはまだ人間になりきれていないから、結婚は異性愛者のための独占的な制度とすると嫌味を言われているようなもの」と語った。

昨年、連邦政府は100以上の法律を修正し、異性愛者カップルと同様、レズビアンやゲイのカップルもスーパーアニュエーションや年金などの金融、労働関連の権利を獲得できるようにした。バルドック氏は、これらの進展は素晴らしいことだが、雇用主や保険会社が同性結婚を承認しないことは多々あり、まだ十分ではないとした。現在、7カ国で同性結婚が合法化されており、オランダが2001年に最初に合法化に踏み切った。

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