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一家殺害事件で親族が悲痛の訴え

【シドニー29日AAP】   今月18日に発生したシドニーの一家5人殺害事件に関して、被害者の親族が、支援者に対し感謝の意を述べると共に、事件の情報提供を呼びかけた。

この事件は、シドニー北西部郊外エッピングで発生したもので、新聞販売店を経営するミン・リンさん(45)とその妻(43)、息子2人(9歳と12歳)及びリンさんの妹(39)の5人が自宅で殺害されていたのを、近くに住むリンさんの妹が発見した。リンさんの娘(15)は学校からの海外旅行に出かけていたため不在だった。事件の動機について、警察はリンさん一家を狙ったものであるとして、生存した娘の安全が心配されると話した。

引き続き親族らに危険が及ぶ可能性があるため、この日の会見では、報道関係者に対して出席した親族らの顔を公表しないよう要請があった。会見の中で親族らは、一家が殺害された理由について一切分からないと述べたと共に、どんな小さな情報でもいいから警察に通報するよう訴えた。

殺害されたリンさんらの葬儀は8月8日、シドニー・オリンピック・パーク内で行われる。また、リンさんが経営していた新聞店は来週、業務が再開されるという。

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