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気候変動で積雪減少、山火事リスク拡大

【ブリスベン18日AAP】   ブリスベンで開催された第10回国際生態学会の会議で、気候変動がオーストラリアの高山草原やスキーリゾートに著しい影響を及ぼすことが明らかになった。山火事が発生する可能性は25%増大し、高山草原は減少し続け、人工降雪の費用が増すことからリゾート地の経営が困難になる可能性がある。

グリフィス大学エコツーリズム国際センターのキャサリン・ピカーリング准教授は、高山草原の生態学者によると、気温上昇と二酸化炭素量の増加によってスキーリゾートの経営方法はすでに変化しているとした。ピカーリング氏は「オーストラリアのいくつかのスキーリゾート地は年間を通しての休暇地として宣伝を始めているが、山火事の発生リスクが拡大しているため、その戦略の実現は難しくなるだろう」と語った。

オーストラリアの高山草原の積雪量は、地球温暖化の影響によりこの50年間で約30%減少し、今後も減少し続けることが予想される。ピカーリング氏は「スキー・リゾートは今、人工降雪に多額の投資を行っているが、これには大量の水が必要となる。気温が1度上昇すると、オーストラリアの6箇所のスキーリゾートで十分な雪を作るためには2500~3300メガリットルの水がさらに必要となる。これはキャンベラで1カ月に使用される水の量に等しい」と語った。

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