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カンガルーとディンゴ 農場経営者に大きな損失

【バーカルジン1日AAP】   1日に開催されたコミュニティー閣僚会議で、QLD州の羊・牛の農場経営者はブライQLD州首相に対し、カンガルーとディンゴなどの野犬の数が増加していることで、農場経営は財政的に大きな負担を抱えていると訴えた。

カンガルー肉の最大の輸出国だったロシアが8月に汚染を理由にオーストラリアからのカンガルー肉の輸入を禁止したことで、カンガルーの狩猟が中止された。農場経営者のチャンドラーさんは「カンガルーの数は著しく増加し、我々は大きな損失を被っている。干ばつの影響で牧草は減少している上に、カンガルーによる被害で我々は財政的に困難な状況に追い込まれている」と語った。

タウンズビル西部のヒューエンデンにあるマクナマラさんが経営する農場では、羊600頭中約200頭が野犬に殺されたという。「我々の被った損失は殺された羊だけでなく、野犬を恐れてほかの牧場へ逃げ、水不足で死んでしまう羊も含まれる。野犬は子羊を殺し、牛には多くのかみ跡を残していくため、牛の価値が下がってしまう」とマクナマラさん。

ロングリーチの農場経営者のペグラーさんは、野犬を処分する資金を得るために州規模で課税制度を設ける必要性を訴えた。また、QLD州西部にあるディンゴ・フェンスを延長する案もあがっている。

ブライQLD州首相は、カンガルー肉産業はロシアの要求に応えるために基準の引き上げを実施したことから、ロシアが来年カンガルー肉の輸入禁止を解除することを願うと語った。

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