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犯罪への恐怖心高まる メディア原因か

【メルボルン24日AAP】  生産委員会が発表した統計によると、VIC州の州民のうち、夜間に一人で帰宅する際、安全だと感じる人の割合が80%以下と、NT準州と並ぶ低い水準となったことが分かった。VIC州警察は、メディア報道が恐怖心をあおっていると指摘している。

 

同統計は2016年~17年にかけて、8100人のVIC州民を対象に実施。VIC州で夜間に公共交通機関で安全だと感じる人の割合は23%、近所を夜間に一人で歩く際に安全だと感じる人は43%以下にとどまった。オーストラリア全体では、夜間の一人歩きを安全と感じる人は86.1%、最高だったのは首都特別区(ACT)の90.6%だった。

 

VIC州のネヴィル警察相は、「市民はこれまで以上にテレビの報道を目にしている」とコメント。同州の犯罪率は昨年、6年ぶりに低下したが、市民が安全と感じるまでには時間がかかるとの見方を示した。

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