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家畜輸出のショック映像明らかに

【キャンベラ9日AAP】   オーストラリアからの輸出用の船上で、身動きや呼吸も困難な状態の羊の映像が明らかになった。農業省は徹底的に調査を行う見通しだ。

2017年8月の船上で苦しそうにする羊たちの映像が、内部告発された。死んだ動物は船の横に放り投げられていた。過去にも、WA州フリーマントルを出発した船上で羊およそ2400頭が死んだ映像が明るみに出た。

リトルプラウド連邦農業相は、独立した監視官が必要だとして、監査を行うと発表した。また、動物虐待を通報した人物を称賛し、週末までに新たに内部告発用ホットラインを設立する意向を示した。さらに、違反企業に対するより大きな罰金や、経営者の禁固の可能性も示唆した。一方で、国内の動物愛護協会らが求める、生きたままの家畜の輸出禁止は、罪のない農家や輸出企業を罰することになるとして反対している。

WA州のマクティアナン農業相は、夏の間の家畜類の輸出禁止と老朽する輸出船の撤去を求めている。同州農業省は、次回中東に出発する船に独立した獣医を同行させる予定だ。

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