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家畜の生体輸出規制 対抗措置を懸念 

【パース18日AAP】  牧畜業者団体(PGA)は、WA州が中東を対象とした家畜の生体輸出を独自に規制した場合、その対抗措置として、クエートのバイヤーたちがWA州からの包装済み肉の輸入を拒否する可能性があると懸念を示している。

 

生体輸出を巡っては、動物保護団体が中東への生体輸出で劣悪な環境におかれた羊の映像を公開し、対策を講じるよう訴えていた。これに対し、連邦のリトルプラウド農相が、輸出禁止には応じない考えを明らかにしたことから、WA州のマクティアナン農相は州独自に規制を行う構えを示していた。

 

PGAのシアブルック会長は、クエートのバイヤーたちと連絡を取り続けているとした上で、マクティアナン農相の計画は、食肉業界にとって予期せぬ悪影響を及ぼす可能性があると指摘した。一方、労働党候補者のウィルソン氏は、PGAのコメントは役に立たないとして、業界が抱える問題がきちんと見直されるべきとの考えを示した。

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