国際

コモンウェルス競技大会の開催危機

【ニューデリー24日AAP】   インドのニューデリーで来月3日から14日まで開催される予定のコモンウェルス競技大会が、現地でトラブルが続出しているため、開催が危ぶまれている。

コモンウェルス競技会連盟によれば、事態は改善されつつあるものの、いまだに選手村は「住居に適さない」状況だという。インドは今大会の開催のために、少なくとも31億6000万豪ドルを投じたとされている。シドニーのエコノミストは「インドのインフラへの信頼や、大きなイベントを開催する能力、観光地としての評判など、すべてに疑問が投げかけられた」、「インドに対する悪評が広がることで、外国企業がインド進出や対外投資を思いとどまる可能性がある」などと指摘した。

コモンウェルス競技大会を主催することで、インドは国家の急成長を世界に見せつける狙いがあったようだが、代わりに非能率的な官僚制度、粗末なインフラ、不正などのマイナス面を世界中に宣伝する結果となった。

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