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洪水被害で死者4人目

【シドニー9日AAP】   オーストラリア各地で洪水による被害が深刻化する中、洪水の影響で4人目の死者が出た。また、現在も少なくとも4つの州・準州で豪雨に対する警戒が高まっている。この豪雨の影響で、家畜は洪水に飲み込まれ、何千人もの住人が避難を余儀なくされた。

9日、QLD州中央部で車中で死亡している50代の男性の遺体が発見された。この車は発見される数日前、オックスフォード・ダウンズにあるデニソン・クリークに向かって走行していた。4日夜には老人男性のトラックが洪水に飲み込まれ、ロックハンプトンから南へ35キロ離れたところでその男性の遺体が発見された。また、先週にはロックハンプトン北西部のダイサート周辺で車が洪水で流され、ドライバーの55歳の女性が死亡した。さらに、7日にはNSW州中西部のグーナンブラで乗り捨てられた車から約500メートル離れたところで女性の遺体が見つかった。

NSW州は現在も洪水の被害を受けており、30カ所の地域が自然災害地域に指定されている。気象局によると、クェンビャンに被害をもたらした雨は北へ移動する見通しだが、NSW州北西部のクーナンブル周辺地域では今後も洪水の被害が予想される。また、VIC州北東部のオーブンズ川、キング川、ブロークン川の水深は10日にピークに達することが予想され、引き続き洪水警報が出されている。

 

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