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警察、休暇中の安全運転を呼びかける

【メルボルン25日AAP】   VIC州警察は、クリスマス休暇中に交通事故死者数が驚くべき速度で増加しているのを受け、市民に減速と安全運転を呼びかけた。

今月17日以来、全国の交通事故死者数は26人に達しており、そのうちVIC州が最多で10人となっている。VIC州警察のレイ副長官は「スピードの出し過ぎが原因で死に至ると警告しているにもかかわらず、これを無視するドライバーがいるのは悲しい。こういったドライバーは、自分の無謀運転によって、誰かの子供や親、兄弟、配偶者が死傷するかも知れないのだと考えるべき」と述べた。

交通事故の主な要因は、スピードの出し過ぎ以外にも、飲酒、ドラッグ、疲労、運転中の携帯電話の使用、シートベルトの不使用などが挙げられる。「制限速度を守ってさえいれば良いわけではない。常にスピードに気をつけて、交通ルールに従い、周囲に注意を払い、他の道路使用者に配慮する必要がある。警察は休暇の時期にも、交通安全推進キャンペーンを行う。これ以上オーストラリア人が交通事故で死傷するのを目にしたくない」とレイ副長官は続けた。オーストラリアでは毎年、交通事故で約1500人が死亡し、3万人以上が重傷を負っている。

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