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国内主要都市を高速列車で結ぶ計画

【シドニー4日AAP】   労働党が昨年の選挙公約としていた、ブリスベン-シドニー-メルボルン間を走る高速列車の建設計画について、4日、300ページにもわたる報告書が公開された。

この計画は、ブリスベン-ニューカッスル-シドニー-キャンベラ-メルボルンの間、全長1600キロに日本の新幹線レベルの高速列車を建設するというもので、市街地の走行速度は平均時速350キロ、州都周辺では時速200キロで走行する。実現すれば、シドニーとブリスベンの間、そしてシドニーとメルボルンの間の移動時間がわずか3時間になり、料金も99ドルからという手頃な設定になっている。

アルバニーズ連邦インフラ相は報告書の内容に関して、計画が実現すれば人口の3分の2の人々が何らか形で恩恵を受けることになり、また炭素排出量の大幅削減につながるとしたが、計画実行の見積もり予算が610-1080億ドルとなることから、オーストラリアの少ない人口で採算が合うのかという不安があるとした。

同計画に関しては今後も検討が続けられる予定で、2カ月後に関係機関が報告書の感想を提出した後、来年にも第2弾の報告書が作成される予定。

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