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性犯罪の被害通報を匿名でも可能に

【シドニー13日AAP】   性的暴行の連続犯の逮捕を目的に、犠牲者がインターネット上で被害報告を匿名で行えるシステムがNSW州で開発された。

性的暴行事件全体のうち、警察に通報されるのは30%にも満たず、連続犯の逮捕を困難にしている。しかし、新たに開発された「Sexual Assault Reporting Option(SARO)」を利用すれば、被害者は警察の公式捜査に関わることなく、被害情報を匿名で提供できるようになる。すべての提供情報は機密データベースに保存され、警察による連続犯の身元確認のために利用される。

警察特捜班のデービッド・ハドソン副本部長代理によると、仮に被害者の気が変わった場合でも、容疑者を後日告訴することも可能だという。また、通報者は逮捕に協力するというだけではなく、自身もカウンセリングや医療サービスを受ける機会が得られ、気持ちの整理や立ち直りに役立つという利点があることを強調した。

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