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NSW州CSG鉱山から鉱毒水大流出

【シドニー9日AAP】   NSW州政府は、州北部ナラブリ地区で行われている炭層がズ(CSG)採掘事業による鉱毒被害の確認調査を急ぐなか、環境保護団体とグリーン党が同州におけるCSG採掘事業の一時停止を要求している。

2011年6月、同地区のCSG鉱山から1万リットルの鉱毒水が流出したことが2012年1月、明らかになった。環境保護団体ウィルダネス・ソサイエティーは、独自調査に乗り出し、鉱山敷地付近にあるピラガ州有林から採取した土壌と水の試料を分析した結果、重金属の鉛が基準値の5倍以上、ヒ素が2倍、六価クロムが3倍に蓄積していると報告した。

これを受けて、州政府が環境調査を実施し、鉱毒水による被害の有無を確認すると発表した。

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