政治

予算案前倒しで選挙を5月に 連邦政府

【キャンベラ27日AAP】   連邦政府は毎年5月の第二火曜日に新年度予算案を発表するが、来年は連邦選挙に向けて4月に前倒しする意向を示している。

来年度の予算案発表を4月2日に行えば、5月11または18日に選挙が行える計算だ。上院半数および下院全議員の選挙になる。与党保守連合にとって、選挙前に国民に力強い経済を示す絶好のチャンスとなる。モリソン連邦首相は27日、「選挙前に黒字予算を発表するつもりだ」と話した。フライデンバーグ財務相も、「強い経済により、防衛や国境警備、インフラ、障害者サポートなど不可欠なサービスを提供できる」と述べた。

ターンブル前首相の選挙区で無所属のケリン・フェルプス氏が当選したことで、モリソン政権はすでに少数与党政府になっていた。さらに今週、自由党のジュリア・バンクス議員が無所属に変更し、状況は一層厳しくなった。

野党労働党も、同党の経済計画を示せるとして予算案発表の前倒しを歓迎している。

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