政治

「未成年者の飲酒に厳しい法律を」

【シドニー27日AAP】   深刻な社会問題となっている未成年による飲酒行為に関して、NSW州ではさらに厳しい法律の導入を検討している。

NSW州のオファレル首相は、現法では飲酒可能な場所については明示的でかつ一般的に認識度が高いとしたものの、一般家庭などにおける未成年の飲酒に関する法律は無視されていることが多いとし、「現法は何十年もそのままなのに、その詳細を理解している人はほとんどいない」と述べた。

現在、州政府が検討している法案下では、成人が他人の子(未成年)にアルコールを提供した場合、最高で懲役1年となるなど、警察が未成年飲酒に関してより対応しやすい内容となっている。

一方、州政府の動きに関して市民団体「市民の自由委員会」は、長い目で見て役立つとは思えず、返って犯罪を増やすだけだと指摘。野党側は、既に存在する法律をまた検討するという税金の無駄遣いであると批難した。

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