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たばこ免税枠低減で、通関での混乱必至

【キャンベラ31日AAP】   オーストラリアでは1日からたばこの免税枠が変更され、一人当たり50本の紙巻きたばこ、あるいは50グラムのたばこ製品しか国内に持ち込めなくなる。

変更前の制限枠は、紙巻きたばこ250本、たばこ製品250グラムだった。5月の予算編成で発表された今回の免税枠変更に伴い、税関当局では当分混乱が続きそうだと予想している。通関の際に免税枠以上のたばこを申告した場合、その超過分をその場で破棄するか、関税と消費税を支払う必要がある。

税関の発表では、新しい免税枠の啓蒙キャンペーンをオーストラリア国内外で実施してきたという。特に海外でのキャンペーンは今後数か月にわたり、さらに強化する予定だという。しかし、観光運輸フォーラムによると、海外でのキャンペーンはこれまで実施されておらず、数か月先となるため、「到着ホールで前代未聞の混乱や大騒ぎが起こり、海外からのすべての旅行者にとって、到着時の体験が苛立たしく複雑なものになるだろう」と批判している。また同フォーラムの推定では、シドニー空港だけでも、クリスマスまでに40万カートンの紙巻きたばこが没収処分を受けるだろうと見込まれている。

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