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NSW新国立公園 コアラ保護目的

【シドニー4日AAP】   NSW州サザン・ハイランズ地方に、コアラ保護を目的とした新たな国立公園が設立される。

広さ3,680ヘクタールの新たな国立公園は、ボウラルの北西25キロメートルに設立される。州政府はさらに、1憶5,000万ドルを拠出して州内の国立公園設備を改善する計画だ。州政府は新国立公園のために、およそ2,000ヘクタールの私有地を買い上げた。6か月以内には正式に国立公園として、第一段階となる1,500ヘクタールが一般公開される予定だ。

一方で同州の自然保護協会は、「州政府はコアラの生息地破壊を合法化した。埋め合わせにはならない」との見解を示した。州政府は2018年、地主が私有地の一部を事前の環境審査なしで開墾できるよう許可し、批判を浴びた。さらに、コアラ保護目的として指定した2万4,000ヘクタールの土地が、生息地として最適とされる土地のわずか2%を含むものだったとして、厳しい目が注がれている。

NSW州国立公園協会は、州政府の発表を慎重に歓迎するとしつつ、2016年末に可決された開墾法と2018年末の伐木搬出法について批判した。

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