【QLD24日】 米国のプライベート・エクイティ大手ブラックストーンが、オーストラリアを代表するリゾートの一つ、ハミルトン島を10億ドル超で買収した。QLD州ウィットサンデー諸島に位置する同リゾートは、世界遺産グレート・バリア・リーフの中心にあり、20年以上にわたりオートリー家が所有してきた。
ブラックストーンは買収額を公表していないが、豪紙『オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー』によると、取引額は約12億ドルとみられている。これにより、同社は約3年前に89億ドルでクラウン・リゾーツを買収したのに続き、豪州のホスピタリティ業界での存在感をさらに強める。
オートリー家は声明で「ブラックストーンの資本力と専門性を持つ新たなオーナーのもと、ハミルトン島の遺産が引き継がれることをうれしく思う」と歓迎した。ブラックストーンのクリス・ヘディ氏も「島の長期的な成功と、地域社会や従業員への投資に取り組んでいく」とコメントした。
ハミルトン島は約2,800エーカーの広さを持ち、5つのホテルやマリーナ、空港、ゴルフコースなどを備え、ウィットサンデー地域の重要な雇用拠点となっている。
ソース:news.com.au – Iconic Hamilton Island sold off to US company for $1b