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NSW州各地で山火事の規模拡大

【シドニー8日AAP】   8日、各地で気温が40度を超えたNSW州では、135件ものブッシュファイヤー(森林火災)が確認された。しかし、高温、強風といったブッシュファイヤー拡大に適した条件が揃った中で、家屋や人命への被害はこれまでのところ確認されていない。

これらのブッシュファイヤーは8日夕方までには30件にまで減少。最も深刻とされているのは州南部クーマ、ノウラ、ベガ、ワガワガといった地域で、8日夜にわたって消火活動が続けられるが、強風のため火の手が向かう方向が読めず消火活動は難航している。風速時速70キロの強風が吹いたNSW州では、これまでに6万ヘクタールもの低木林や芝生が焼けた。8日夜、1600人以上の消防士が待機して被害拡大に備えている。

一方、同日午後、シドニー西部シャルベイで不審火が発生。10ヘクタールを焼いたこの火災に関して、警察は若者3人を放火の疑いで拘束した。NSW州では、9日も引き続き全土にわたって火の使用が禁止される。

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