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不良品による死亡事故 年間780件

【シドニー14日AAP】  オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)のシムズ会長は14日、安全基準を満たしていない製品が原因の死亡事故が、国内で年間780件、負傷事故が5万2,000件発生しているとして、安全法を早急に見直す必要があると呼び掛けた。

 

シムズ会長は、不良な製品によって一日当たり2人が死亡し、145人が負傷していると指摘。損失額が50億ドルに上るとしている。また、オーストラリアでは事故が起きて初めて対応に乗り出すことがほとんどだとして、そのために他の国より安全対策が遅れていると指摘している。

 

ACCCは安全対策を導入することにより、製品の安全性を保障するとともに、不良な電気製品による感電、火傷、火災を防止し、おもちゃやベッドでの窒息などを減らすことが可能だとしている。さらに、安い値段で危険な製品を販売し、利益を上げている小売企業を取締ることにつながると説明している。

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