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VIC警察でバイキーとのつながり疑惑

【メルボルン27日AAP】   フェアファックス系各紙が伝えるところによると、オーストラリアで最有力なバイキー2人が、VIC州の複数の警官とつながりを持ち、捜査などに関する情報を入手しているという。これを受けて州警察では、内部調査を開始した。

警察と内通しているといわれるのは、バイキー組織「コマンチェロ」の会長で麻薬密売人のアマッド・マルコウンと、「バンディドス」の守衛官のトビー・ミッチェルの2人。ミッチェルが過去2年にわたり頻繁に連絡を取り合った1人の警官は、2011年にミッチェルが何者かに銃で撃たれた事件に関し、犯人情報を警察が入手できないようにしたと疑われている。この警官は最近になって停職処分を受け、ミッチェルの関係者から違法ステロイドを買った容疑で起訴された。

フェアファックス社によると、複数の法当局による個別調査の結果、少なくても10人以上の警官がバイキーと不適切なかかわりを持っているとされている。そのような関係は、秘密捜査員や情報提供者の安全を揺るがし、警察の調査を危険にさらす恐れがあるとした。

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