【シドニー8日AAP】 国内ではしかの発症数が急増している。国外に出る人は訪問国を問わず、免疫があるか確認するよう注意喚起が出されている。
8日午後、今年84件目となるはしかの報告があった。2018年全体は103件、2017年は81件だった。予防接種を受けていない外国人バックパッカーがメルボルンのホステルではしかを発症した。男性は先立って、シドニーのオペラハウスなど観光地を訪れていた。
保健機関は、予防接種を受けていない旅行者が国内にはしかを持ち込み、感染が広がっていると考える。すでにはしかが大流行するフィリピンなどを訪問していなくても、海外の空港や航空機内で感染する可能性がある。はしかは症状が出るまでに最大10日かかるが、かかってすぐに強い感染力を持つ。
世界保健機構(WHO)のウェブサイトによると、今年フィリピンで2万3,000人がはしかの診断を受け、333人が死亡した。すでに昨年全体を上回るスピードだ。今年はしかが認められたのはオーストラリア、カンボジア、中国、香港、ニュージーランド、韓国、シンガポールおよびベトナム。
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