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10人に1人が食物アレルギーに

【シドニー13日AAP】   オーストラリアでは、新生児の10人に1人が、成長後に食物アレルギーを持つようになるといわれている。NSW州政府では、この一週間を「食物アレルギー意識向上週間」とし、死につながる可能性もある食物アレルギーを発症しないよう、地域全体が責任を持って対応するよう呼びかけた。NSW州では16万人が食物アレルギー患者とされている。

ホッキンソンNSW州第一次産業相は、消費者や食事産業に従事する人らに対して、「外食であれば、消費者側もサービス業側も、アレルギー症状が出ないよう気を付けるべき。地域全体が責任を持つべきだ」と呼びかけた。

食物アレルギーの9割を占めるという9品目は次のとおり。1)ピーナッツ、2)アーモンドやカシューナッツなどのツリーナッツ類、3)卵、4)乳製品、5)魚介類、6)甲殻類、7)ごま、8)大豆、9)小麦類。オーストラリア・NZ食品管理局(FSANZ)は、食材料をラベルにて表示することを義務づけていて、これにより消費者は何を摂取するのかが明確に把握することができる。

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