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飲酒運転違反の即免停始まる NSW

【シドニー20日AAP】   NSW州で20日から、飲酒運転違反者をその場で免許停止とする新たな法律が導入された。

初犯、低用量の飲酒違反にかかわらず、検挙されたドライバーはその場で3か月の免許停止と罰金561ドルが科せられる。薬物影響下のドライバーも、検査機関で陽性が認められれば同じ罰則が科せられる。血中アルコール濃度制限は過去40年近くにわたって0.05。これまでは0.08以上のドライバーのみに、その場で免許停止が言い渡された。

NRMAのピーター・コーリー広報官は20日、「長すぎる間、弁護士の力を借りて刑罰を免れたドライバーが多すぎる」と述べた。新たな法の一般周知について聞かれ、コーリー氏は「1980年台に最初の飲酒運転教育が行われた。飲酒運転をするかどうか、法の導入を待つべきでない」と述べた。

NSW州で昨年、アルコール関連事故でおよそ68人が死亡した。薬物関連による死亡事故も70人に上っている。

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