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消火活動で死亡のパイロットを顕彰

【シドニー1日AAP】   NSW州のブッシュファイヤーで、消火活動中に操縦する飛行機が墜落して亡くなったパイロットに、NSW州地方消防局から顕彰状が贈られ、その活躍が称えられた。

このパイロットはデイビッド・ブラックさん(43)で、10月24日、ウラドゥラから西に40キロのブダワン国立公園で、消火用水を積んだ小型飛行機で消火活動中に墜落した。

NSW州地方消防局長による顕彰状が、1日、ブラックさんの家族に贈られ、シェーン・フィッツシモンズ局長は声明で、「デイビッドは、成功したビジネスマンであり、また、洗練されたパイロットとしてだけでなく、尊敬された消防隊のメンバーとして、永遠に記憶されるでしょう。彼の専門職業意識と勇気は、決して忘れられません」と述べた。

NSW州ではブッシュファイヤーによる非常事態が10月20日に宣言されたが、1日に公式に解除され、同局長は非常事態の間の地元コミュニティの協力に対して感謝を述べた。

今回のブッシュファイヤーでは、200世帯以上が被災し、保険請求額は1億5600万ドルに上ると見られている。

ブッシュファイヤーで被害を受けたブルーマウンテンでは、国立公園スタッフが10月30日に遊歩道や展望台の再開を始めた。

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