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出生証明書の性別 記載の自由化訴え

【メルボルン14日AAP】  VIC州メルボルンの議会前で14日、約200人がトランスジェンダーやインターセックスの人たちが、性転換手術を受けることなく、自らの出生証明書の性別変更を可能とする法案を通過させるよう訴えた。

 

VIC州で過去15年間にわたりトランスジェンダーの男性として暮らしてきたジェレミー・ウィギンスさんは、出生証明上では女性だ。ジェレミーさんには双子の子どもがいるが、子どもの出生届には父親として記載されていることから「女性の父親」となっている。

 

ウィギンスさんは2008年からこのような記載の不一致を改正するよう訴えているが、現行の法律では自らの出生証明書で性別を変更するには、性転換手術を受けることが必要条件となる。VIC州の下院議会は14日、出生証明書の性別記載を自由選択とすることも含め、議論する見通しだ。

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