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シドニーにオオメジロザメへの警戒呼びかけ

【NSW27日】   過去24時間にシドニーを襲った豪雨と突発的な洪水を受け、専門家はオオメジロザメによる被害が起きやすい条件が整っている可能性があると警告している。市内では一連の死亡事故が発生した後、初めての大雨となり、シドニーの住民に対してオオメジロザメへの警戒が呼びかけられている。

気象局によると、過去4日間は州全体で「非常に湿った」状態が続き、NSW州の一部では大雨により浸水が発生し、増水した河川によって突発的な洪水が起きた。直近24時間では、道路や車、ショッピングセンターの駐車場が浸水し、住宅の避難が行われ、シドニー各地で数十件の救助活動が実施された。

今朝には天候は落ち着く見込みだが、動物の専門家は、大雨による急激な増水や洪水がサメにとって理想的な環境を作り出す可能性があると指摘している。

シャーク・スマートNSWは、豪雨によって流れ込む栄養分や流出物が魚や他の生物を引き寄せるため、遊泳者やサーファーにとって危険が高まる可能性があると警告した。オオメジロザメは淡水の流入に引き寄せられる傾向があり、河川から流されてきた生物を餌にすることがある。「大雨は河川や河口から栄養分、魚、そしてオオメジロザメを海へ押し出す可能性があり、ビーチ沿いでの活動増加につながる場合がある」と同団体は説明している。

また、NSW州沿岸では夏から秋にかけてオオメジロザメの出現が多く、水温19度以上の海域でよく見られるという。「オオメジロザメは河川、河口、湾、港、沿岸のビーチなどで確認されている」としている。

サメによる襲撃はまれであり、通常は人間を狙うものではないが、シャーク・スマートは水中ではより一層の注意を払うよう呼びかけている。特に濁った水や汚れた水での遊泳は避けるべきだとしており、視界が悪くなることでサメを発見しにくくなるためだという。

「大雨後の濁った水域は、待ち伏せ型の捕食者にとって理想的な環境になる。大雨の後は河川や河口、港から1km以内の海域では特に注意が必要とされている。オオメジロザメは午後から夜にかけて、沿岸の浅瀬でより多く見られる傾向があり、豪雨は接触リスクを高める」と警告している。

さらに、レジャーや商業を問わず釣りが行われている場所を避けることや、ベイトフィッシュ(小魚の群れ)、海鳥の急降下、イルカの姿が見られる場合も注意するよう呼びかけている。「赤と黄色の旗の間で泳ぎ、遊泳やサーフィン、ダイビングの際は必ず複数人で行動してほしい」としている。

この警告は、NSW州沿岸で数日の間に4件のオオメジロザメによる事故が相次いだことを受けたものだ。1月18日には、ヴォークルーズのシャークビーチ近くのハーミテージ・フォアショア・ウォークで友人と岩場から飛び込んだ12歳のニコ・アンティッチさんがオオメジロザメに襲われ死亡した。

翌19日には、ノーザンビーチのディーワイで11歳の少年がサーフボードからサメに弾き飛ばされるも、幸運にも無事だった。同日、近くのマンリービーチでは27歳のミュージシャン、アンドレ・デ・ロイターさんがサーフィン中に水中へ引き込まれる事故も発生。さらに翌日には、ポートマッコーリー近郊のポイント・プロマーで39歳の男性のサーフボードがサメにかじられる事故があったが、軽傷で済んだ。

ソース:news.com.au – ‘Ambush’: Heavy rainfall, flooding sparks major bull shark warning in Sydney

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