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はしか予防へ 海外旅行者に警鐘

【シドニー24日AAP】   NSW州保健省は、旅行者が感染症であるはしかを発症した報告を受けて、54歳以下の海外旅行者に対して、はしかの予防接種を受けたかどうか確認するように警鐘を鳴らしている。

 

16日の23時55分シドニー国際空港着のエティハド航空EY451便に乗っていた男性が、17日にはしかを発症したために、同便に乗っていた乗客や、この時間以降の税関、荷物引き取りのターンテーブル付近や到着ゲートにいた人たちに注意を呼びかけている。

 

また、南アメリカとニュージーランドから帰国した旅行者2人もはしかを発症しており、今月15日から19日までの間シドニーCBDとヘーゼルブルックを旅行していたという。

 

伝染病部門のヴィッキー・シェパード医師は、「今年に入り、はしかは世界的に感染が拡大している。予防接種をしないまま旅行する人がいることで、他の旅行者の感染の確率も高くなる」と述べた。

 

1965年以降に生まれた人で、はしかの予防接種を2回接種してない場合はNSW、ACT、VIC、WA、QLD州では無料となる。また、1998年以降に生まれた人や難民は年齢に関わらず、国内全土で無料対象となる。

 

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