【ACT26日】 必要な成績や能力を満たせば、ある層のオーストラリア人学生に大学の入学枠が保証される見通しとなった。
労働党は、地方や遠隔地出身者を含む低所得層の学生が不利な状況によって大学進学を断念することがないよう、入学要件を満たしたすべての不利な立場の学生に対して補助を導入する方針だ。
ジェイソン・クレア教育相は25日、オーストラリア大学協会(Universities Australia)の会議で、提案されている法案について「貧困家庭出身者や地方・遠隔地出身で学士号取得に必要な資質を備えたすべての学生に大学の席を保証するものになる」と述べた。
「私たちはこれまで先住民学生に対して同様の取り組みを行ってきた。今度は貧困家庭や地方出身のすべての学生に対して実施する」と同相は説明。「必要な成績を収めるか、あるいは必要な技能があれば、入学枠は与えられる。必ず大学に進学できる」と強調した。新たに設立される独立した法定機関「オーストラリア高等教育委員会」は、来年から各大学に対し、政府資金による定員付きの入学枠(コモンウェルス支援枠)を配分する予定だ。
しかしクレア教育相によれば、この定員上限は不利な立場の学生については撤廃されるという。「今回の施策は、大学進学者数を増やすとともに、貧困家庭や地方出身の学生をより多く受け入れるよう大学に追加のインセンティブを与えるものだ」と同相は述べた。
法案の第二の柱は、高等教育機関に対して「ニーズベース」の資金配分改革を適用する点にある。これは、学校教育と同様に、所在地や社会経済的な不利、支援が必要な学生の割合などに応じて追加資金を配分する仕組みに整合させるものだ。このモデルの導入は、2022~23年の「オーストラリア大学アコード」における主要提言の一つであり、高等教育へのアクセス向上と質の改善を目的としている。
クレア教育相は「これにより、学生が大学を修了できるようにするための学習支援や各種サポートサービスが拡充される。需要に応じた仕組みだ」と説明した。「基準を満たす学生が多い大学ほど、受け取る資金も増える。また、地方キャンパスの学生数が多いほど、その大学への資金も増加する」と述べた。
さらに同相は、既に職業教育訓練(TAFE)の資格を持つ学生について、学位取得までの期間と費用を削減できる「標準的な制度」を創設する考えも示し、より手頃な教育の必要性を指摘した。「現状は大学ごとに制度がばらばらだ」とし、TAFEのサーティフィケートIVを持つ学生の例では、進学先の大学によっては教員養成学位の期間を半年から1年短縮できる可能性があるとした。
「学生が必要な技能や資格を得る際、どの大学を選ぶかという運任せに頼らず、より容易に進学できる仕組みにする必要がある」と同相は述べ、「これを無料TAFEと連動させれば、実質的に学位課程の1年目を無料で履修できる学生も出てくる」との見方を示した。
ソース:news.com.au – ‘Guarantee’: Labor to subsidise university spots for poorer students