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タミル人一家の送還判決 2週間後に

【キャンベラ6日AAP】  オーストラリアからスリランカへの強制送還について、判決が2週間後に延期となったタミル人一家について、センターアライアンス党のシャーキー議員は6日、クリスマス島の難民拘留施設へ拘留しておくことは適切ではないとして、一家を弁護士チームがいるメルボルンへ移動させるべきとの考えを示したことが分かった。

 

連邦裁判所は6日朝、一家の2歳になる次女が保護対象となるかについての判決を2週間遅らせる方針を示したことを受け、シャーキー議員はツイッター上で「一家をクリスマス島へ拘留するのは間違いだ」と述べ、最終的な判決を待つまでの間、弁護士チームのいるメルボルンへ移動させるべきとの考えを示した。

 

また、労働党のケネリー議員は、一家が強制送還された後に特別措置として早急にビザが発給され、再びオーストラリアへ戻って来られるかについて、連邦政府は明らかにすべきと訴えた。ダットン移民相はこれまで、一家に対し自由裁量でビザを発給することはないとしているが、ケネリー議員は同相が過去に自由裁量によるビザ発給を4,000回以上行ったと指摘している。

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