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新年度 NSW州で電気料金の規制緩和

【シドニー29日AAP】   オーストラリアの新年度は7月1日から始まる。今年もNSW州では、新年度から施行される複数の法改正がなされたが、もっとも目を引いたのは電気料金に関する規制緩和だ。

1日以降、NSW州では電気料金に関する規制が廃止される。電力会社同士の競争活性化の狙いが背景にあり、うまくいけば15年ぶりに電気料金が値下げする可能性がある。しかし野党側は、既に規制緩和が行われ電力会社の民営化がなされているSA州を例に挙げ、同州は全国の中でも電気料金が最も高く、その後を追いかける形になるのではと懸念している。

NSW州で新年度に改正されるその他の事項として、光熱費助成金が125ドルから150ドルに増額されることや、新規住宅購入者に支給される助成金1万5000ドルについて、対象となる住宅価格の上限が10万ドル引き上げられて75万ドルとなった。しかし新年度以降、海外の投資家にこの助成金は支給されなくなる。

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