【ACT11日】 中東で続く戦争の影響を受け、大手国際航空会社が中東路線の運航を相次いで停止する中、カンタス航空の運賃が急騰している。
ブリティッシュ・エアウェイズは、戦争に伴う空域の「不安定な状況」を理由に、中東およびイスラエルの5地域へのすべてのフライトをキャンセルした。同社は11日早朝、アンマン、バーレーン、ドーハ、アブダビ、テルアビブを発着する便の運航スケジュールを一時的に縮小せざるを得ないと発表した。これらの路線は今月後半まで運休となる。
また、アブダビ発着便については「今年後半まで」運休するとしているが、具体的な時期は明らかにしていない。今回の措置により、世界中の旅行者にさらなる混乱が広がるとみられており、多くの人が中東で足止めされ出国できない状況にある。
ブリティッシュ・エアウェイズは、エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空、エア・カナダ、ルフトハンザ航空、KLM航空など、多くの航空会社と同様に、運航を制限または停止した航空会社の一つとなった。
イスラエルとアメリカが2月28日にイランへの攻撃を開始して以降、中東およびテルアビブ発着のフライトは2万7000便以上がキャンセルされている。また、アメリカは夜の時点で攻撃を継続する方針を示した。
アメリカのピート・ヘグセス国防長官は記者団に対し、「今日もイラン国内への攻撃はこれまでで最も激しい日になる」と述べた。攻撃の期間については、「ドナルド・トランプ大統領が主導して決める」と説明した。「それが始まりなのか、中盤なのか、終わりなのかを私が判断する立場にはない」と語った。
今回の混乱により、旅行計画が影響を受けたり足止めされたりしている人は数万人に上り、その中には多くのオーストラリア人も含まれている。ヨーロッパでの夏休み旅行を予定している人々は、紛争の行方を不安な気持ちで見守りながら、別ルートの確保や旅行のキャンセルを検討している。
少なくともあと数週間は続くとみられる今回の戦争により、世界的に原油価格が上昇している。その影響で航空会社は運賃の値上げを余儀なくされている。カンタス航空は10日、ジェット燃料のコストがこの2週間で150%上昇したと明らかにし、一部の国際路線では運賃が変動すると述べた。同社は「特にヨーロッパ行きの国際線は需要が高く、低価格の航空券は通常よりも早く売り切れている。最も良い条件の航空券を確保するため、早めの予約を勧める」としている。
カンタス航空は中東への直行便は運航していないが、エミレーツ航空とコードシェア提携を結んでいる。パース―ロンドン、パース―パリ、シンガポール経由の路線など、ヨーロッパ行きの便は通常より大幅に予約が増えているという。
また、ヴァージン・オーストラリアとコードシェア提携を結ぶカタール航空は、情勢の不安定さを理由に、今週オーストラリア発の20便をキャンセルしたと発表した。
ソース:news.com.au – Major airline axes flights, Qantas airfares spike amid Iran war