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安楽死を幇助の医師を取調べ SA州

【アデレード1日AAP】  SA州の警察は、同州に住むマックス・ブロムソン氏の安楽死を幇助したとして1日、フィリップ・ニチキ医師に対して取り調べを行う。死亡したブロムソン氏は昨年、「自発的な安楽死の党」を結成して選挙に立候補していた。

ブロムソン氏は、慢性的な激しい痛みを伴う末期の骨がんを患っており、患者みずからが適当な時に穏やかに死を迎える権利を主張していた。ニチキ医師によると、ブロムソン氏は輸入した薬品を摂取して死亡。同医師はAAP通信の取材に対し、警察の取り調べには全面的に協力する意向を明らかにした。

ブロムソン氏の死亡を受けて警察は、家族らが使用していた携帯電話やノートパソコンなどを押収した。警察は、自殺幇助の過程において犯罪とみなされる行為が行われていなかったかなどを調査する。また、オーストラリア医療委員会は現在、ニチキ医師を免許停止処分としている。

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