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敗血症に気を付けよう 毎年3万人診断

【シドニー9日AAP】   「敗血症」をご存じだろうか?聞き慣れない疾患だが、オーストラリアでは実に年間3万人が診断を受け、毎年7500人の死因となっている。敗血症の専門家は、敗血症について国民に知ってもらおうと活動を行っている。

ジョージ医療研究所の敗血症研究プログラムを引率するサイモン・フィンファー教授は、「早期治療で死は回避できる。国民が敗血症について知ることで救える命がある」と述べ、オーストラリア国内での敗血症死亡者数は高すぎると述べた。

フィンファー教授は「オーストラリア敗血症週間」活動のリーダーを務める。9日には敗血症に関するホームページも開設される。

敗血症とは、生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こし、臓器不全や死につながる非常に怖い疾患。その症状は、発熱や悪寒、動悸など様々で、初期症状では診断が非常に難しいとされる。

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