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IS的テロ逮捕者 警察が起訴取り下げ

【メルボルン25日AAP】   イスラム国(IS)的テロの計画に関与したとして、VIC州刑務所で4か月拘留されたハルン・コウセビック(18)の起訴が取り下げられた。

コウセビックは4月18日、セブデット・ベシム容疑者(18)、メーラン・アザミ容疑者(19)とともに逮捕された。コウセビックとベシムは、アンザックデーに警察官を標的に行うとしたIS的テロ計画に関与したとされる。

警察は25日、十分な証拠がないとしてコウセビックに対する起訴を取り下げた。コウセビックは、ナイフ所持など3件の軽度の銃刀法違反で有罪を認め、保釈された。今後はカウンセリングを受け、11月に再出廷する。

ロブ・ステイリー被告側弁護士は、「犯罪歴のない18歳のコウセビックを4か月拘留した後での起訴取り下げは、当局による事件の取り扱い方が疑問視される」と話した。

一方、VIC州および連邦警察は共同声明を発表し、「現在の対テロ情勢のもと、警察は常に市民の安全確保のために行動する」と述べ、市民が負傷・殺害されるよりも、起訴に問題があるリスクを選ぶとした。

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