政治

カウンシル合併に反対の声多数 NSW

【シドニー20日AAP】   NSW州政府は、独立価格決定規制審判委員会(IPART)による評価の結果、州内の3分の2のカウンシルが「不適」であるとし、合併の計画を明らかにした。カウンシルらは断固として反対する姿勢だ。

報告には4つの合併案を含み、州内144のカウンシルが提出した提案書139のうちわずか52が適合とされた。

州議会に集まった評議員らは20日、「住民は合併に反対している」と話し、必要ならば法廷で争う意向を示した。カウンシルには11月18日まで提案書提出期間が設けられている。

グリーンズ(緑の党)のデイビッド・シューブリッジ議員は、「州議会内での幅広い反対意見により、境界線委員会への問題提起もあり得るが、そうなれば州政府にとって好ましい結果は得られないだろう」と話した。

シドニー市も州政府の厳しい国際都市指標に当てはまらなかった。同市のモーア市長は、「評価過程全体が形式だけの偽物にすぎない」と話した。

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