国際

「米中はルールに従って」 モリソン首相

【キャンベラ5日AAP】  連邦のモリソン首相は5日、米国と中国に対し両国共に社会を支えるルールを守る“特別な責任”があるとした上で、両国関係の修復において、国際法を尊重し、平和的に解決すべきとの見解を示したことが分かった。

 

モリソン首相は5日、バーチャルで開催されたアスペン・セキュリティ・フォーラムで講演を行い、中国の台頭は良いことだとした上で、「新しい地位の獲得に伴い、果たすべき役割がある」と述べた。また、自国の国益だけでなく、幅広い世界や地域にとっての利益を促進する役割を担うべきとの見解を示した。

 

モリソン首相はさらに、米国と中国が“ルールに基づいた経済関係”の構築に注力することが重要だとして、「強制したり国際法を放棄することは、前進するための最善な方法ではない」と述べた。さらに、米国はこれまでこれらの期待に直面してきたが、中国も同程度の責任を負う必要があることを受け入れるべきとの見解を示した。

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