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効果高い白血病新薬、メルボルンで開発

【メルボルン28日AAP】  慢性リンパ性白血病(CLL)の新薬「venetoclax」が、VIC州の3つの研究所で共同開発され、被験者らに画期的な効果が表れているとして注目を集めている。

ロイヤル・メルボルン病院、ピーター・マカラム癌センター、およびウォルター・アンド・エリザ・ホール研究所は2011年から重症の患者に対し臨床試験を実施してきた。116人の患者が毎日1つずつ錠剤を服用している。

研究者の一人、アンドリュー・ロバーツ医師によると、被験者の79%に良い効果が認められたという。被験者のロブ・ジェイコブスさんは2012年に癌が再発したため新薬を服用し始めたが、現在は精密な検査でも癌細胞が認められないまでに回復している。

一方、使用が許可されるまでにはまだ数年かかるとされており、今後は世界各国で臨床試験を行っていくという。

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