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薬物使用を犯罪にしないで 前公訴局長

【シドニー19日AAP】  NSW州の前公訴局長であるニコラス・チャウダリ氏は19日、グリーンズ(緑の党)のリチャード・ディ・ナターリ党首と共に連邦政府に対し、薬物の使用者を犯罪者と見なさないため、不法薬物の使用を犯罪の枠から外すよう求めた。

チャウダリ氏は社会に害を及ぼしていないにもかかわらず裁判にかけられて犯罪歴が付き、トラウマとなっていることに不満を感じると述べた。グリーンズはドラッグの使用を勧めている訳ではないとした上で、薬物中毒は保健機関のほうがより望ましい対応が出来るとの見解を示した。

グリーンズのナターリ党首は個人による薬物使用を犯罪と見なさなくなれば、薬物患者への司法関連の補助金をリハビリ費用に回すことが出来ると指摘。さらに同党首は、「薬物使用を健康の問題ではなく犯罪として扱うのは、最善な方法とは言えない」と述べた。

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