【WA11日】 WA州で、ワクチンが存在しない蚊媒介感染症に感染した旅行者が死亡し、当局が緊急警告を出す事態となっている。
WA州保健当局は、この人物がウェスト・キンバリー地域でマレー・バレー脳炎(MVE)に感染した蚊に刺された可能性が高いと確認した。この疾患は、保健当局の監視プログラムによりキンバリーおよびピルバラ地域全体で検出されている。
オーストラリア疾病対策センターによると、MVEはウイルスによって引き起こされ、特定の蚊によって広がる、まれだが重篤な脳および脊髄の感染症である。同センターはウェブサイトで、「脳炎を発症した人の最大3人に1人が死亡する。生存した場合でも最大半数が長期的な神経障害を抱える」と警告している。
MVEにワクチンや特異的な治療法は存在しない。流行は頻繁には起きないが、発生すると常に深刻である。保健省の主任科学者アンドリュー・ジャーディン氏は、MVEはまれではあるが重篤で、命に関わる可能性のある病気だと述べた。
「WA州北部の雨季とその直後の期間は、蚊媒介ウイルスの活動が最も活発になる高リスクの時期である」とジャーディン氏は述べた。「このリスク増加の期間は7月まで続く可能性があり、ピルバラおよびキンバリーを訪れる住民や旅行者は、蚊に刺されないよう特に注意してほしい。感染を防ぐ唯一の方法は、刺されないことだ」
人々には、MVEの初期症状に注意するよう警告が出されており、激しい頭痛、発話困難または混乱した話し方、発熱、眠気、首のこわばり、吐き気、めまいなどが含まれる。重症の場合、発作、昏睡状態、永久的な脳障害、または死亡に至る可能性がある。幼い子どもでは、発熱が唯一の初期症状である場合もある。
当局は、症状が現れた場合はできるだけ早く医療機関を受診するよう呼びかけている。また、虫よけ剤の使用、適切な衣服の着用、ベビーカーにネットをかけるなどして蚊に刺されない対策を取るよう求めている。
「自宅周辺の草や植生を短く保ち、蚊の発生を防ぐようにしてください。また、家の周囲にある水がたまる容器は空にするか撤去してください」と当局は述べた。
ソース:news.com.au – Urgent warning issued after traveller dies in Western Australia from rare mosquito-borne disease with no vaccine